ヘルニア
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今月のテーマは頸椎ヘルニアです。
名前をお聞きしたことがある方はいらっしゃると思います。下記の内容に当てはまる可能性がある方は、絶対ではありませんが頸椎ヘルニアを起こしている可能性があります。
極度な肩こり・首痛、背中の痛み
腕の痺れ
頭痛など
頭痛・めまい
上記の内容が挙げられます。
他にもあてはまる例はありますし、ほかにも症状はありますが、主な症状はこちらになります。もし1個でも当てはまる場合は、放っておくととても生活にはとても不便になってしまうこともあるので、早期治療をお勧めします。
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ヘルニアに対する当院の考え
頸椎ヘルニアとは重大な神経系の問題となります。頸椎の間にある椎間板という『骨のクッション』の役割を担うものとなります。この部分がなんらかの影響で潰れてしまうと、椎間板のなかにある髄核が飛び出てしまい、神経に触れていると痺れなどを誘発してしまう構造となっております。
ですが、なかには痺れを誘発せずに、痛みのみが残ることもあります。
一見、頚の痛みだけだと見逃しやすくなるでしょう。その場合は整形外科に見て頂き、飛び出してしまった部分を確認してみてください。
頸椎ヘルニアで一番怖いものは神経症状です。いわゆる痺れの症状にあたります。
少しでも痺れのような感覚が出た場合は早急に対応していただくことが幸いです。また痺れの範囲によっても、どこの問題になっているかが追及できますが、おおよその見解くらいになると思われます。 -
ヘルニアを放っておくとどうなるのか
放っておいた場合にはとにかく悪化するというのはわかると思いますが、どのように悪化するかです。まずは痺れの強さが増します。痺れの感覚は人それぞれですが、放っておくと神経に触れる度合いが強くなり、痺れが現状より増すことがあります。
次に痺れの範囲が広くなります。人間の背骨一つ一つに神経の支配領域があります。この部分がヘルニアになるとこの部位が痺れるというのはおおよそ決まっていますが、完全に触れていなかったかたなどが放っておいたら、触れる範囲が広くなってしまう。もしくは別の背骨の問題がでて、違う部分がヘルニアになってしまうこともあります。
最後に、可能性は低いかもしれませんが内臓の反応が悪くなることもあります。背骨には自律神経が通っておりますが、背骨に異常をきたす状態となってしまうと自律神経の反応が悪くなる可能性があります。 -
当院のヘルニアに対する施術とは
ヘルニアが起きてしまった場合、まずは医療機関にて画像診断などを行ってください。症状が強くなってしまうと当院で行う治療も限られてしまいます。
ある程度、治療が可能である範囲でしたら状態次第の部分はありますが、治療を行うことは可能です。
もし神経症状に問題が出ている場合は、鍼治療などが有効であります。背骨に異常がある状態で強い指圧や、骨に強い刺激を加える矯正治療はとてもリスクがあります。鍼治療の場合、筋肉の緊張を緩和させてあげることで痺れを緩和する可能性があります。
また、電気治療などもおススメです。神経の痺れによる筋肉と神経の状態を回復させてくれる役割があります。電気治療に関しては完治させるというよりも緩和になるので、治す観点は弱いですが、痺れの不快感を落ち着かせることが出来ます。
ヘルニアになるとそもそも潰れてしまったものの回復をさせることは厳しいです。いかにその症状を無くすかになります。なかには痺れや腰の痛みがなくなったがヘルニア自体はあるので無理しない範囲で運動をし、リハビリを行うというケースもあります -
その施術を受けるとどう軽減するのか
上記にも記載させていただきましたが、まずそもそもヘルニアにより潰れてしまった椎間板を戻すことは近代医療では厳しいです。潰れてしまったものよりヘルニアによって出てしまった症状を治すことが大事です。
当院で治療を行うと、痺れの緩和・消失をすることは可能です。ですが症状の状態にもよるのであくまでこれくらいで消失するとは断定できません。またヘルニアにより痛めてしまった腰の痛みを緩和することも可能であります。なにより治療によって改善することはでき大事なのはその後のリハビリにになります。
そもそも腰を痛めてしまいやすい要因の中に筋力不足があります。筋力がただ足りないわけではなく、使うべき筋肉が使えていない事が問題です。そこの筋肉をいかに使えるように脳への反応を変える為にはトレーニングが必要になってきます。
当院ではそのトレーニングの部分に対しても指導を行えるので治療が終えた段階でそのようなトレーニング指導をし、痛みの出ないような体つくりも可能です。 -
施術頻度はどのくらいか
治療頻度はまた症状によって変わりますが、痺れが強く不快感が強いようでしたら、緩和を求めていけるように毎日通っていただけたほうが良いと感じます。症状が緩和していったりした場合には1日置き、週3回、週2回と落としていけるとよいと思います。
人間にはそもそも自然治癒する能力があります。当院で行う治療はあくまでその自然治癒力を発動しやすくなる状態なので反応が出始め、痛みの状態などが緩和した段階で次は日常生活に慣れる必要があるので、頻度を少しずつ落としていきましょう。