四十肩・五十肩
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皆様はこのようなお悩みはありませんか?
夜寝る前に肩が疼くように痛い。
徐々に肩が上がらなくなってきている。
肩を動かすと電気が走るような痛みがある。
痛みなどはないが肩の可動域が左右違っている。または90度付近から上に上がらない。
お風呂で髪を洗うのがツラい。ドライヤーなどがつらい。
服の袖を通すときに肩が後ろに回らない。
この様な方は、肩関節周囲炎いわゆる四十肩、五十肩と呼ばれるものの可能性があります。 -
四十肩・五十肩に対する当院の考え
一般的に四十肩や五十肩と呼ばれるものは医学的な名称では『肩関節周囲炎』と呼ばれます。また肩関節周囲炎は3つの病期があると言われ、発症から約2週間を急性期、その後の約半年間を慢性期、それ以降を回復期といいます。
急性期では動かした際の痛みに加え夜間痛などが出現し、痛みと共に可動域が少なくなってきます。
慢性期では痛みの軽減があるものの、可動域制限が強いまま残るのが特徴です。
回復期では痛みや動きがだんだんと回復をしていきます。
関節の痛みや動きが徐々に軽快してきます。
この様な病期に適切な治療を施すのが重要になってきます。 -
四十肩・五十肩を放っておくとどうなるのか
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)は特別な治療をしなくても自然に治る事もあると言われてはいますが、動かさずに放置をしてしまったり、過度な運動療法を行うと関節自体が癒着を起こしたり、回旋筋腱板と呼ばれる部分が断裂をしてしまう可能性があります。
痛みが強い場合などは石灰沈着と呼ばれ、筋肉に石灰ができ痛みを引き起こしてしまう場合もあります。
また通常は片側性と言われ、片側の肩にのみ起こると言われています。
しかし一度治った後に反対側の方に出てきたり、再度痛みが出てきたりなど一度治ったからと言って油断の出来ないお怪我です。 -
四十肩・五十肩の改善方法
もし仮にこの様な症状が出てきた場合にも改善方法はあります。
有名なものでは肩を冷やさず温めてあげる事です。特に夜間痛がひどい時などは血行が悪くなっていることがあり、改善をしてあげる事がベストです。
その他にも重いものを痛みの出る側の肩にかけて持たないようにする、肩を上げ過ぎないように踏み台を使ってものを取る、寝る時の姿勢で痛みの出る肩を下にして寝ない、わきが少し開くようにタオルをわきに挟んで寝るなどが有効といわれています。慢性期以降は徐々に運動を開始して頂いても構いません。
振り子運動といわれ、腕を伸ばし少しおもりを持った状態で振り子のように古体操などが一般的です。 -
四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューは?
当院での肩関節周囲炎に対する治療は病気や、症状経過によって様々です。
急性期では肩を動かすことに対しての痛みが強く起こります。
急性期では一番に痛みを感じないようにすることが大切です。
一番は安静ですが早期の回復の為に鍼治療、テーピング等での固定を行います。
慢性期から回復期にかけては運動療法と温熱療法が効果的です。
当院では、肩回りのストレッチ、血行を促進するための鍼治療、肩関節周りについている固まった筋肉をほぐすような治療や関節の癒着をとっていく為に動かすストレッチ系のメニューもございます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
急性期では痛みが一番の障害となってきます。
まずは傷んでいる組織の早期修復の為にも鍼治療や、痛まない為の固定を兼ねたテーピングなどが効果的になります。
慢性期から回復期にかけては動かしていき拘縮や癒着を防ぐことを目的とした治療を行っていきます。
再発のリスクとしては未完全な治癒の状態で使いすぎることによる損傷が多くなってくる為、ぜひ治療をしっかり行い完全な状態まで持っていく事をおすすめいたいします。
改善するために必要な施術頻度は?
症状によって治療頻度、通院期間は様々ですが痛みが常に続いているものに関しては落ち着くまでは毎日でも見せて頂きたいです。
またホームケアで自宅用のストレッチの指導もさせて頂きますのでお家で実施して頂ければと思います。
そこから落ち着いてきた、痛む頻度が減ったなどがあれば治療間隔を開けサポートさせて頂きます。