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顎関節症 について

顎関節症とは?

顎関節症とは、口が開きにくい・口を大きく開けた後閉じにくい、ガクガクするなどの症状が出ることをいいます。

顎関節症の根本原因は?

日本人は1回の食事で約620回噛むと言われており、1日3回の食事では約1860回噛んでいることになります。

しかし、早食いの習慣がある方や、子どものころから噛む回数が少ない方は、咬筋が弱くなりやすく、顎の骨の成長が不十分となり、小さくなってしまうことがあります。

また、噛み合わせの問題や顎の開きにくさなど、それぞれ異なる悩みを抱えている方もいらっしゃいます。こうした状態の方は歯全体で噛むことが難しく、特定の歯だけに負担がかかってしまうことがあります。その結果、一部の歯に過度な負担がかかるだけでなく、同じ側の顎関節にも負担が広がり、痛みや動かしにくさの原因となることが考えられます。

こんなお悩みはありませんか?

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口を開く動作をした時に片側もしくは両方に痛みが出る
→顎関節症は噛み合わせが悪いことが原因としてありますが、食いしばりや歯ぎしり、頬杖をついたりすると負担がかかり痛みが出ます。

大きく口を開けることができない
→顎関節の内部には、関節円盤と呼ばれる骨と骨の間にある繊維組織があります。この関節円盤の動きが正常に機能しないと、口を開けることがしにくくなります。

口を開く際に、顎関節付近で『カクッ・ゴリッ・ガコッ』となっている
→関節内部でクッションの役割をしている組織が正常な位置からずれてしまうと、音が鳴ることがあります。

硬いものを噛めない、噛めるけど痛みが出る
→物を噛むことが苦痛になってしまうことがあります。

以前と比べて噛み合わせが悪くなった
→痛みや違和感などが出ているのを放置すると、症状が悪化するだけでなく、噛み合わせも悪くなります。

顎関節症に対する当院の考え

知っておくべきこと

当院では、顎関節症と診断された方の多くが、頭痛や首こり、顔周りの筋肉の緊張や違和感を抱えていらっしゃいます。

顎関節症そのものへの対応は整骨院では難しいですが、顎関節症に伴う不調を軽減するお手伝いは可能です。

噛み合わせの調整については歯科医院での診察をおすすめしておりますが、身体的ストレスや精神的ストレスによる首・肩・背中の筋緊張、睡眠中の歯ぎしりによる顔周りの筋緊張、頭痛やめまいといった症状の軽減が期待できるよう施術を行っております。

お悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

顎関節症はなぜ起こるのか?

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顎関節症を予防するためには、いくつかの生活習慣に気をつけることが大切です。

まず1つ目は、物を食べるときに同じ側でばかり噛んでしまうことです。朝・昼・晩の食事の際やガムを噛んでいる時など、同じ方で噛み続けると片側に負担が偏り、顎関節に悪影響を及ぼす可能性があります。

2つ目は、歯ぎしりや食いしばりをすることです。睡眠中は無意識に歯ぎしりをすることがあり、その際には力の加減が難しく、強い力が顎にかかり負担が大きくなります。マウスピースの使用などで予防しましょう。食いしばりもストレスや緊張を感じたときに起こりやすいので、ストレスを軽減する工夫や深呼吸などが役立ちます。

3つ目は、頬杖や寝相による影響です。片側に頬から圧がかかると、噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。また、うつ伏せの寝相で顔を横向きにすることも、片側に負担をかけるのでおすすめできません。

顎関節症を放っておくとどうなるのか?

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顎関節部分の炎症が強くなると、口が開けにくくなることがあります。また、顎が外れやすくなってしまう方もいらっしゃいます。

さらに、噛み合わせのバランスが崩れることで、顎の歪みだけでなく、顔の歪みにも影響を及ぼすことがあります。顔の歪みが生じると、首のバランスも崩れやすくなり、それが背中や腰へと広がり、全身の歪みにつながる可能性があります。顎の違和感や不調が、全身へ影響を及ぼすことも考えられます。

また、筋肉の緊張が強くなることでストレスが蓄積し、睡眠の質が低下することもあります。これにより、自律神経のバランスが乱れやすくなり、頭痛やめまい、身体の不調などが現れることもあります。

顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?

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当院では、顎関節症と診断された患者様に対し、頭痛やめまい、首や肩の痛みの軽減を目的とした施術を行っております。

【ドライヘッド】
施術メニューとして、まずおすすめしているのが「ドライヘッド」です。首や肩の筋肉をほぐしながら、頭や顔周りの緊張を緩めていく施術です。噛み合わせの悪さによって顎周りや耳周りの筋肉が緊張し、頭痛やめまいを引き起こすこともあるため、この施術を提案しております。顎関節症と診断された方の中でも、特に多く受けていただいているメニューです。

【肩甲骨はがし】
首や肩のこりが強い方には「肩甲骨はがし」もおすすめしております。顎の痛みによって身体がこわばり、無意識のうちに首や肩に力が入ってしまう方もいらっしゃいます。そのため、肩甲骨周りをゆるめる施術メニューもご用意しております。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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当院では、顎関節症と診断された患者様に対し、頭痛やめまい、首や肩のこりや痛みの軽減を目的とした施術を行っております。

特に「ドライヘッド」の施術を受けていただいた患者様の多くが、頭痛の頻度が減ったり、めまいの症状が軽くなったりといった変化を感じていらっしゃいます。施術後に一時的に症状を感じなくなることもあり、リラックス効果も期待できます。

また、首や肩のこりに対しても軽減を実感される方が多く、顎関節症によって引き起こされる身体の歪みや不調に少しでも対応できるよう、さまざまな施術メニューをご用意しております。

気になる症状がある方や当てはまるお悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

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顎関節症の症状が軽い方では、約1〜2か月ほどで軽減を実感されることもありますが、重症の方では1年前後かかる場合もあり、さらに長期間のケアが必要になることもあります。そのため、回復までの期間には個人差があります。

当院での施術に加え、歯科医院での診察も併せて受けていただくことをおすすめしております。ご自身専用のマウスピースを使用することで、顎への負担を減らし、より良い状態を目指すことが期待できます。

顎関節症の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。