交通事故施術に関する症例

患者様の年代

20代

患者様の性別

女性

ご職業・生活スタイル

接客業、立ち仕事

症状の発生時期・きっかけ

8月下旬に初診で来院され、頸椎捻挫および腰椎捻挫のため、頚部・腰背部の痛みと肩の動作時痛がある状態でした。
頚部は前屈時、後屈時、左右回旋時、左右側屈時に痛みをかなり強く感じていたようです。
腰背部は前屈時、後屈時、左右側屈時、立ち上がり動作時に痛みが強く出ており、左右回旋時にもやや痛みを感じていたようです。
肩の動作時の痛みは、特に両側とも外転時に強く出ていたようです。
痛み以外の症状としては、安静時の頚部の違和感や倦怠感があり、神経症状は見られませんでした。
また、事故後にPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状も認められたそうです。

日常で何ができなくて困っていたか?

腰背部の痛みの影響で、日常生活中に約1時間ほど同じ体勢でいるときに辛さを感じていたようです。特に立っているときや座っているときに痛みが強く出ていたとのことです。また就寝時には、寝返りを打つときや起床時の起き上がり動作で痛みを感じていたようです。頚部は回旋動作で痛みが出るため、日常生活中に首を捻る動作をすると痛みが生じることがありました。頚部および肩部の症状は、前日から急激に気温が下がったり、気圧が低下したり、天候があまり良くない場合に、やや強くなる傾向があったようです。

どのような施術を行ったか?

指圧と電気施術(EMS=Electrical Muscle Stimulation:電気筋肉刺激)を行いました。
指圧は、過緊張を起こした筋肉に適切な圧を加えることで血流を促し、神経の高ぶりを穏やかにすることを目的としています。循環が整うことで、痛みや重だるさの軽減が期待できます。また、周囲の組織の柔軟性を保つことにもつながります。
電気施術は、痛みの軽減、炎症の軽減、筋力低下の防止・向上、および関節の可動域の向上が期待できます。交通事故、特に「むちうち症」や腰痛などの負傷後の回復期において、動かしにくい筋肉や弱った筋肉へ電気刺激を与えることで、スムーズなリハビリテーションをサポートする物理的施術です。

施術のポイント・解説

交通事故後は、筋肉の緊張や神経の過敏状態が続き、痛みや可動域制限が強く出ることがあります。そのため、当院では過度な刺激を避けながら筋緊張を整える指圧を行っています。深部まで丁寧に圧を加えることで血流を促し、痛みの軽減が期待できます。

さらにEMSによる電気施術を併用し、事故後に働きにくくなったインナーマッスルへ刺激を与えます。自力で動かしにくい筋肉へアプローチできるため、関節の安定性向上や負担の分散が期待できることから、この施術方法を選択しています。

通院頻度・期間の目安

交通事故後は、初期ほど炎症や痛みが強く出やすいため、週2~3回、月13回程度の施術を受けることを目安に通院される方が多いです。症状の軽減が期待できるように、状態に応じて通院頻度を調整し、一般的には3~6か月程度を一つの目安として施術を継続していきます。

施術後の変化・現在の状態

通院されて1か月目は、腰の後屈時や側屈時の痛みは軽減が期待できましたが、前屈時や回旋時の痛みは変わらず、頚の痛みも変化が見られないようでした。
2か月目には、腰の症状は軽減が期待できましたが、頚と背部にはまだ痛みがありました。良い姿勢をとると痛みが少し楽になる様子がみられました。
3か月目には、全体的に症状の軽減が期待できましたが、頚の痛みはまだ残っており、現在は状態が良く、症状も落ち着いているようです。

患者様からの喜びの声

首と腰背部への指圧と電気施術を行ったことで、「頚や腰の痛みや重だるさがやわらぎ、振り向く動作が少し楽になりました」と笑顔で話されていました。痛みの軽減が期待でき、安心されたとのお声をいただいています。

担当者からの結び・アドバイス

交通事故後は、動作時だけでなく安静時にも痛みが出ることがあります。無理に動かしすぎず、長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。スマートフォンやデスクワークでは、首が前に出ないよう意識しましょう。入浴で身体を温め、血流を促すことも痛みの軽減が期待できます。また、自己判断で放置せず、早めに施術を受けて経過を確認することをおすすめします。