巻き肩


こんなお悩みはありませんか?
肩や首のコリ、背中の張りを感じやすい
頭痛や肩甲骨の内側の痛みが出ることがある
姿勢が悪い、猫背であると周囲から指摘されることがある
呼吸が浅くなったり、息苦しさを感じることがある
良い姿勢を保とうとすると腰に痛みを感じることがある
寝ているとき、バンザイの姿勢が楽に感じる
これらの症状にお悩みの方は、ぜひ一度ご来院いただき、施術をお試しください。巻き肩の軽減が期待できます。
巻き肩について知っておくべきこと
・長時間のデスクワークや前かがみでの作業など、手が前に出るような動作を繰り返す方は、巻き肩になりやすい傾向があります。
・また、横向きで寝ることが習慣になっている方も、巻き肩の状態につながりやすいとされています。
長時間パソコンを使用した作業や、ゲーム・スマートフォンの画面に集中しているときなどは、身体の前で作業することが多くなります。そのため、腕や肩が前に出た姿勢が続き、疲れてくると頭の重みで顔が下を向きやすくなり、首や肩に負担がかかって丸まりやすい姿勢になってしまいます。特に、デスクワークを長時間される方は、巻き肩の状態になりやすいため注意が必要です。
さらに、横向きで寝る方も巻き肩に注意が必要です。横向きで寝ると、下側になった肩が重力や身体の重みを受けることで負担がかかり、肩が前に押し出されてしまいます。寝方などの長年の癖により、症状の軽減には時間がかかる場合があります。少しでも気になることがありましたら、お早めにご来院のうえ施術をお試しください。
症状の現れ方は?
巻き肩の症状として、よく見られるものを以下にご紹介いたします。
・姿勢の悪さを他人から指摘されることが多い方は、巻き肩の状態になっている可能性があります。頭の重みで顔が下を向きやすくなり、首のアーチが失われて真っ直ぐになると、あごが前に出てしまいます。さらに背中が丸くなることで猫背のような状態となり、肩も内側に巻き込まれてしまいます。
・腕が上がりにくく、動かそうとすると痛みが出る方も、巻き肩の傾向があるかもしれません。肩が本来の位置からずれて関節が動いてしまうため、肩関節を構成するローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)やその周辺の筋肉に負担がかかり、痛みや炎症を引き起こす場合があります。
その他の原因は?
巻き肩になりやすい原因のひとつとして、ストレートネックの方は巻き肩の状態に陥りやすいとされています。頚椎の生理的な湾曲が失われてまっすぐになると、正常な湾曲がある場合と比べて頭が前方へ出やすくなり、その影響で肩甲骨が本来の位置よりも外側へ動いてしまうことがあります。
肩甲骨が外転することで、胸椎の後弯が強まります。その結果、僧帽筋のうち首から肩にかけての筋肉に緊張が生じ、肩甲骨が上方に引き上げられるようになります。
また、精神的な不調を抱えている方の中には、うつむきがちな姿勢をとる方が多く見られます。その影響で巻き肩になりやすくなるといわれています。さらに呼吸が浅くなったり、身体に痛みを感じやすくなる場合もあります。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩の状態にある方は、肩のつらさや痛みに加えて、首にも影響が出やすく、こりや張りなどの症状がみられることがあります。これらを放置してしまうと、背中の筋緊張が強くなり、さらに猫背のような姿勢不良を招く可能性があります。
姿勢の乱れが続くと、腰や股関節、膝関節などにも負担がかかり、不調が広がってしまうこともあります。また、身体に過剰なストレスがかかり続けることで、慢性的な痛みにつながるケースも考えられます。その結果、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れることもあります。
さらに、腕が上がりにくくなったり、寝ているときに腕の重みで肩に痛みを感じたりと、日常生活に支障をきたすような状態になることもあります。こうした不調が悪化する前に、少しでも異変を感じた際には、ぜひ当院までご来院いただき、施術をお受けください。
当院の施術方法について
当院では『巻き肩』のお悩みを抱える患者様におすすめの施術メニューとして、首や肩まわりの筋緊張を緩和し、骨盤や背骨のゆがみに対するアプローチを行っております。
『巻き肩』の状態になると、首や肩に筋緊張が見られるだけでなく、痛みが出ていない背中・腰・胸部の筋肉にも、負担を軽減しようとする働きによって、筋緊張や拘縮がみられることがあります。
そのため、肩関節を構成するローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)や、肩甲骨まわりの筋肉を緩め、動かしやすくするための施術に加え、首や背中の負担をかばって崩れてしまった姿勢を整え、背骨についた筋肉のねじれを戻すための施術をおすすめしております。
当院では、『肩甲骨はがし』と『全身矯正』を組み合わせることで、『巻き肩』へのアプローチとあわせて、周囲に負担がかかっている部位に対しても施術を行ってまいります。
軽減していく上でのポイント
巻き肩は、肩の骨がゆがむというよりも、肩関節を構成している筋肉(ローテーターカフ:棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)や、首から背中につく僧帽筋・菱形筋・胸筋など、さまざまな筋肉が骨に付着していることで生じます。これらの筋肉に筋緊張が強く出て、緩まなければならない場面でも常に緊張してしまっていたり、反対に伸ばされて縮むことができず弛緩している状態などにより、身体のゆがみとともに巻き肩が引き起こされます。
そのため、筋緊張が強くなっている原因を軽減しながら、身体のゆがみを整えていくことを重点的に行い、ご自身でも筋力トレーニングやストレッチを行っていただくこと、身体を冷やさないよう工夫することも大切です。
また、当院でのおすすめ施術を受けていただいた場合、個人差はございますが、通院の目安としては6〜9ヶ月程度が平均です。特に最初の2ヶ月は、週に2〜3回、多い方ですと1日おきにご来院されることもあります。その後は週に1〜2回のペースで施術を受けていただくことが、効果が期待できると考えております。
正しい姿勢を身体に定着させるためには、一定の時間が必要と考えております。